ニキビ跡の赤みの治し方!化粧水なら◯◯の入ったものを選ぶべき!
ニキビ跡ってなかなか治らないんですよね…。
ニキビができてしまった後、潰さないように気を付けていても寝ている間に潰れてしまうこともしばしば。
また、たとえ潰れなくても炎症が強いと綺麗に治らず、赤みが残ってしまいます。
そんないやなニキビ跡には、化粧水選びが重要だったのです!
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ニキビ跡の原因って?
ニキビにも、跡が残るニキビ、残らないニキビがありますよね。いったいその違いは何なのでしょうか?
アクネ菌の増殖
まず、ニキビの原因となるアクネ菌についてお話します。
アクネ菌という名前は皆さんも聞いたことがあると思います。アクネ菌は、決して悪い細菌ではなく、誰の肌にでもいる常在菌です。
そのため、完全に除去するというのは不可能です。
アクネ菌には善玉菌と悪玉菌がおり、善玉菌は肌のpHを弱酸性に保って病原菌から守ってくれる役割があります。
一方悪玉菌はというと、毛穴の中の皮脂を分解し、遊離脂肪酸を作り出します。この遊離脂肪酸が酸化することで、ニキビになってしまうのです。
アクネ菌には嫌気性と呼ばれる性質があり、酸素を嫌うために毛穴に多く生息しています。
また、好脂性と呼ばれる脂肪を好む性質もあるため、毛穴が詰まると爆発的に増殖してしまいます。
アクネ菌が増殖しすぎることで、ニキビは赤く化膿してニキビ跡が残りやすくなります。
皮膚へのダメージ
皮膚は表面から、表皮、真皮、皮下組織という構造になっています。
表皮は約28日周期でターンオーバーを行っており、新しいものと入れ替わります。
そのため、表皮へのダメージのみならば、肌のターンオーバーで剥がれ落ちてしまうためニキビ跡は残りません。
しかし、表皮の下にある真皮や皮下組織はターンオーバーが行われません。そのため、ニキビの炎症が真皮以下にまで広がると、傷ついた組織はしこりのような状態となり、なかなか消えてくれません。
炎症周囲の血管もダメ―ジを受けるため、血液が組織に染み出して赤黒い色素沈着を起こします。
また、しこり部分を治すために患部は毛細血管が集中して増え、それが赤くニキビ跡となってしまいます。
そのため、炎症の強いニキビではより深くまで炎症が広がり、ニキビ跡になりやすくなります。
たとえ小さく炎症を起こしていないニキビでも、無理に潰してしまうと皮膚がダメージを受けてニキビ跡になる可能性があります。
強い炎症
ニキビには段階や種類などがあることはよく知られています。
一般的には、白→黒→赤→黄の順でニキビが進行します。炎症の度合いはニキビの進行具合に比例しており、赤ニキビや黄色ニキビではニキビ跡が残りやすくなります。
そもそもニキビとは、肌のターンオーバーが乱れて毛穴が狭くなり、それによって毛穴が皮脂や汚れなどで詰まってしまうことにより起こります。
つまり、簡単に言えばニキビとは毛穴のつまりのこと。詰まってしまった初期は白ニキビ、コメドとも呼ばれています。
そしてその詰まった皮脂と汚れが時間の経過とともに増加し、毛穴を押し広げて外に飛び出してきます。その部分が空気に触れ、酸化して黒くなったのが黒ニキビの正体です。
白ニキビや黒ニキビの状態は、まだアクネ菌は増殖していませんので、炎症も起こっていません。
炎症が起きていない状態の白ニキビや黒ニキビは、無理に潰したりしなければ数日で綺麗に治り、ニキビ跡は残りません。
しかし、黒ニキビの状態から毛穴の詰まりが改善されないまま放置されると、毛穴の中は次第にアクネ菌などの細菌が増殖し始めます。
アクネ菌が繁殖した毛穴は炎症を起こし、外から見ると赤く膨らんで見え、痛みを伴います。これが赤ニキビです。
赤ニキビの状態からさらにアクネ菌が増殖すると、次第に毛穴の内部組織が破壊されていきます。それによって毛穴に膿が溜まった状態になったのが黄色ニキビです。
ニキビの炎症が強くなればなるほど、ニキビは大きく、そして深くなります。この皮膚深くまで炎症が広がってしまうのがニキビ跡の原因になるのは上記でお話した通りです。
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ニキビ跡に効果的な化粧水
ニキビ跡は美容皮膚科などへ通わないと治らないと思っていませんか?実は、自宅でも化粧水によって改善を見込めるかもしれないのです。
では、どんな化粧水を使えば赤いニキビ跡を目立たなくすることができるのでしょうか?
化粧水選びの基本
まず、大前提として、肌の乾燥を促したりバリア機能を破壊したりする恐れのある成分が入ったものは避けるようにしましょう。
乾燥を促す成分の代表はアルコールです。エタノールなどのアルコール成分を含む化粧水は止めておきましょう。
肌のバリア機能を破壊する恐れのある成分は、石油系合成界面活性剤です。代表的な成分として、パレスー3硫酸アンモニウム、パレスー3硫酸ナトリウム、スルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸アンモニウムなどがあります。
美白効果のある化粧水
美白効果のあるビタミンC誘導体の入った化粧水を選びましょう。
ビタミンC誘導体とは、肌に浸透させるには不安定なビタミンCを効果的に肌の内部へ届けるために、人工的に安定させた成分のことです。
ビタミンC誘導体には、肌の老化を防ぐ抗酸化作用、肌のターンオーバーの促進、皮脂の分泌抑制効果、肌にハリを持たせるコラーゲン生成を促す作用などがあります。
肌にとってさまざまな良い効果が期待できるのがビタミンC誘導体入りの化粧水です。
シミの原因となるメラニンの生成を抑制するため、ニキビ跡の色素沈着を予防します。
また、ターンオーバーが正常化することで現在あるニキビ跡も薄くなる可能性があります。毛穴の詰まりが改善されるため、新たなニキビの予防にもなります。
皮脂の分泌を抑制する効果があるため、乾燥肌の方では症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
ビタミンC誘導体には、両性(新型)であるパルミチン酸アスコビルリン酸3Na(APPS)。
水溶性であるリン酸アスコルビル酸、リン酸アスコルビルMg、アスコルビン酸グルコシドなど。
脂溶性であるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルなどの3タイプがあります。
水溶性はもっとも一般的に使用されており、中でもリン酸アスコルビルNaは浸透力に優れています。
脂溶性は浸透が穏やかで低刺激です。
両性ビタミンC誘導体は水溶性と脂溶性の両方の性質を併せ持ち、肌の奥まで効果が届きやすいためおすすめです。
保湿効果のある化粧水
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れてしまいます。また、乾燥から肌を守ろうとして皮脂の分泌が過剰になり、一見オイリー肌なのに実は乾燥しているというインナードライスキンの状態になってしまいます。
保湿することで、ターンオーバーを正常化して赤いニキビ跡を薄くする効果が期待できます。
保湿成分には、ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、セラミドなどを配合した化粧水を選ぶと良いでしょう。
化粧水の保湿効果とは、“水分”を浸透させるのではなく“保湿効果のある成分”を浸透させることが大切なのです。
炎症を抑える成分を含んだ化粧水
赤いニキビ跡は、表面は治ったように見えても実は皮膚の奥深くで炎症がくすぶっている場合が多いのです。
そのため、抗炎症効果のある成分を含む化粧水を選んでみましょう。表面に塗っただけでは効果の薄い成分を、化粧水でしっかり浸透させましょう。
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸や、カンゾウ根エキスを含んだ化粧水が効果的です。
さいごに
ニキビ跡に効果的な化粧水についてお伝えしてきました。
ニキビ跡を頑張ってメイクで隠すよりも、つるんとした滑らかな肌になった方がずっと良いですよね。
もちろん、ニキビができないに越したことはないですが、もしニキビができてしまったら、ニキビ跡が残らないようにしっかりとケアするようにしましょう。
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