ししゃもの卵が爆発?!魚焼きグリルで上手に焼くコツって?
スーパーではほぼ一年中販売されており、価格も比較的安定している家庭の味方「ししゃも」
干物にされたものや冷凍物は通年流通しているので、旬の時期がわかりづらい魚かもしれませんが、ししゃもの旬はメスが産卵前におなかに卵をたくさん抱える「秋」です。
「子持ちししゃも」と呼ばれるこの時期のししゃもは特においしく、口に入れたときのプチプチとした食感もお楽しみいただけます。
- 危険
- グリルが汚れる
- 勿体無い
の三重苦になったことがある人も多いのでは?
がっかりしますよね。。。
そこで今日は、
ししゃもの卵が爆発?!魚焼きグリルで上手に焼くコツって?
についてご紹介します!
ししゃもはそもそも何で爆発するの?
ししゃもの卵はメスのししゃものお腹の中に破裂しそうなほど入っています。
普段は袋状の膜に包まれていて、その中にある水分は加熱によって水蒸気になろうとしますが、強い膜によって押さえつけられています。
また、焼くことでししゃもの身は収縮しますがその反面、卵は膨張しています。
膜の押さえつけ&卵の膨張を抑える圧力のバランスが取れなくなると、一気に水蒸気が発生し破裂することがあるんです。
魚焼きグリルで「パチッッッ!!」という音がしたらそれは破裂音です。
悲しいですよね。。。
爆発しない方法って?
美味しく、安全にししゃもを食べるにはどうしたらいいのでしょうか?
①弱火でじっくり焼く
ししゃもの卵の爆発は、ししゃもの身の収縮と卵の膨張の相乗効果で起きます。
そして、ししゃもの身は焼く温度が高いと急激に縮んでしまいます。
そうならないように、ししゃもの身を焼くときは弱火でじっくり焼きましょう。
こうすると、予想以上に時間がかかるので火力を上げたくなってしまいますが、ぐっと我慢してください。
②ししゃもにつま楊枝で穴をあける
あらかじめ焼く前に、ししゃものお腹の部分をつま楊枝で数か所刺しておきましょう。
焼いた時に出てくる水蒸気の逃げ道を作ると良いそうです。
こうすると、ししゃものお腹の身が縮んだり卵が膨張しても傷が広がるだけで破裂しにくくなるそうです。
③焼き方に気を付ける
おすすめの焼き方をご紹介します。
まずは焼きグリルを予熱します。
予熱が終わったら、ししゃもをグリルの上に並べておきます。
そのとき、ししゃもが重なったくっついたりしないように注意しましょう!
そして火加減は弱火です。
焼き始めて数分後、表面が乾燥し始めたところで卵のあるお腹の部分から汁がたれてきたところでひっくり返します。
このときに、ししゃもの置き場所を入れ替えましょう。
真ん中あたりのししゃもは両端に、両端のししゃもは真ん中にという感じで満遍なく火が渡るようにすることがポイントです。
そして焼き目がつくまで焼いたら出来上がりです。
必要以上にひっくり返すと身が傷ついてしまうので気をつけてくださいね。
まとめ
一年中食べられて、老若男女問わずみんなが好きなししゃも。
魚焼きグリルで手軽に焼けるので、夕食の「もう一品!」に便利な品ですよね。
せっかく楽しみに焼いたししゃもを爆発させずに美味しく食べる方法をご紹介しました。
ご参考にしてみてくださいね!