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冬の朝風呂は危険?寒いから風邪をひくとかいうレベルじゃないヤバさ!

皆さんは、お風呂は夜入りますか?それとも朝?両方?!
帰宅してからゆっくりお風呂に入って疲れを癒す人が大半かもしれませんが、中には朝、湯船につかってシャキッと目を覚ますのが習慣という人もいるかもしれませんね。
ところが、冬の朝風呂は危険を伴うということが最近話題になっているのをご存知ですか?健康状態によっては、死に至る可能性だってあるのです。
そこで今回は、冬の朝風呂がどんなふうに危険なのか、また、効果的な入浴の仕方などについて見ていきましょう。

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冬の朝風呂によってどんな悪影響があるの?

では、冬の朝風呂はどんな危険や悪影響があるのでしょうか。

 

脱水症状を引き起こす

人は寝ているときにはかなりの汗をかいているそうです。暑い夏はもちろんのこと、寒い冬でもなんとコップ1杯ほどの汗はかいているそうです。

そのため、起床後は脱水によって体の水分が足りていない状態となっており、起きた時に喉が渇いているという経験が皆さんもあるでしょう。
そのような状態でお風呂に入ってさらに汗をかけば、ますます水分が足りなくなってしまうのです。結果的に脱水症状を引き起こしてしまう可能性があり、とても危険です。

 

余計に眠くなる

朝風呂に入ると体がぽかぽかするのでそれによって目が覚めるという人もいるかもしれません。そうすることで、一時的には効果もあるでしょう。でも、それは体が温まっているときだけ。お風呂からでて、次第に体の熱が冷めていくようになると眠気を感じるようになります。
朝風呂をすれば、一度は眠気が覚めてもそれがまた復活してしまい、余計に眠くなってしまうのです。
 

飲酒後や、食事・運動の直後には入浴すると余計危険

飲酒の後に入浴すると、アルコールによる血管拡張や利尿作用で、血圧の下がり過ぎや脱水症状が起こりやすくなります。また、食事や運動の後の入浴は、胃腸や筋肉に回るはずの血液が、温熱によって体表の血流が活発になったために全身に回ってしまうため、食物の消化や筋肉の疲労回復を妨げることにつながってしまいます。なるべく、飲酒直後、食事・運動の直後には入浴をしないほうが良いようです。

 

温度差に潜むヒートショックの危険性

朝風呂は寝ているときに冷え切った体を温めるのに効果がありますが、体全体が一気に熱いお湯につかるということで血圧が急に変化します。
急激に高血圧になることで心臓に負荷がかかりやすいのです。特に高血圧の人は余計に負荷がかかりやすくなります。
この心臓への負担によって、人によっては心臓発作を起こしてしまう危険があるのです。心臓が弱い方や高血圧の方にとってはかなり危険なこととなります。
また急激な温度変化は「ヒートショック」という健康被害を招くことがあります。冬、暖かい部屋から寒い廊下に出たとき、ブルッと震えた経験がありませんか。これは、急激な温度の変化に対応するためのヒートショック現象です。筋肉を震わることで熱をつくり、皮膚の表面から熱が逃げないように血管が萎縮します。そうすると震えがおきて、血圧も上昇します。
ヒートショックによる血圧の変動は室温の差が大きければ大きいほど高くなり、心臓に負担をかけることになります。そのため、暖かい脱衣所から冷えた浴室への移動がもっとも危険です。統計では2011年の1年間で約17,000人もがヒートショックによって死に至ったと記録されています。冬の朝に、いきなり熱いお湯に入ることはヒートショックの危険性を高めることになりますので十分に注意が必要です。
高血圧の人にとって、温泉の露天風呂ほど危険なものはありません。特に、寒い冬は絶対に禁物です。お湯と外気の温度差が非常に激しいため、血圧が乱高下し、心臓に大きな負担がかかります。

 

冬の朝の効果的なお風呂の入り方

それでも、朝お風呂に入りたい場合はどのように入ればよいのでしょうか。以下のような効果的な方法があります。

 

白湯を飲む

冬の気温が低い朝は、普通のお水より、少しぬるいコップ1杯の白湯を飲んでみましょう。全身がじわじわと温まる感覚がわかると思います。そうして入浴する前にあらかじめ体温を上げておくことで、ヒートショックの危険性も抑えることができます。女性には特に多い、冷え性の改善にもつながりますのでぜひ習慣にしてみたいところですね。

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脱衣所を暖めておく

脱衣所や浴室が寒い状態なのはあまりよくありません。温まった浴室との室温差を最小限に抑えるためにも、あらかじめ脱衣所を暖めておくことをおすすめします。最近の高気密高断熱住宅ではセントラルヒーティングを採用していることが多く、以前よりヒートショックの心配は少ないようですが、そうでない住宅もまだまだありますよね。その場合はなおさら注意が必要です。小型の暖房機などで足元のほうから暖かくできるようなものを用意しておくと安心ですね。

 

熱い湯船につからないようにする

42度以上の熱いお湯につかると、いくら白湯や脱衣所の温度を工夫してもヒートショックの危険性が高まります。朝風呂の温度は、40度前後にしましょう。また、夜の入浴時間は10~15分が良いとされていますが、朝風呂の場合は5分程度にしておくことが理想です。長くお湯につかると副交感神経が活発になり、すっきりした目覚めをもたらす効果よりも、眠気の方が勝ってしまうことがあるからです。朝風呂は数分でぱっと出るくらいがちょうど良いようです。
 

目覚めて一時間くらいしてから入浴する

朝の8時くらいまでは体が睡眠から覚醒へ変わっていく時間帯で、血圧や脈拍の調節が万全ではありません。睡眠中の発汗で血液も少しさらさらの状態ではないので、そのような状態での入浴は大変に危険です。忙しい朝にはなかなか難しいかもしれませんが、目覚めて1時間くらいのんびりしてから入浴するようにしていくのがベターです。

 

さいごに

いかがでしたか。冬の朝風呂は、危険を伴います。寒いから風邪をひくのでやめましょうというレベルではないことがお分かりいただけたかと思います。なるべく湯船にしっかり入るのはやはり夜にして、朝は短時間のシャワーなどがおススメのようです。体調を第一に考えて、寒暖差が多い日はお風呂に入るのを控えるか、きちんと対策をしてから入るようにしたいものですね。
そして入った後も湯冷めしてしまわないよう、十分に寒暖差に注意して、バスタイムを楽しんでくださいね。

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