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着物の靴は冬ならブーツもあり!?マナー的にはどうなの?

着物を着る時、足元は普段、草履に足袋というのが主流ですよね。

でも、大学の卒業式などで着物にブーツを組み合わせてる方を結構見かけます。そんなコーディネートは、大正時代の女学生みたいでとってもキュート・・・ですが世間から見たらどう映るのでしょうか?

今回は、着物の靴は冬ならブーツもありなのか?マナー的にはどうなのか、といったことを見ていきましょう。

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着物×ブーツの組み合わせのルーツ

そもそも、着物とはかま、ブーツの組み合わせは、いつの時代に定着したのでしょうか。また、ルーツは一体どこからなのでしょうか。

はいからさんが通る

女学生が編み上げブーツを履くようになったのは、明治45年に大塚製靴が「革靴 ブーツ」というものを発売して、それがヒットしてからと言われているようです。

大正時代の女学生さんは、着物・袴・編み上げのブーツに日傘がトレードマークですよね。

かつて、「はいからさんが通る」という一世を風靡した人気少女漫画があり、アニメになったり、何度かドラマや映画化されていました。実はこれで、袴姿とブーツという組み合わせに人気が出たというのが本当の理由だと言われています。

坂本竜馬もブーツをはいていた!

坂本竜馬はには有名な写真が二つあるのを見たことがある人も多いかもしれませんね。一つは彼が演台にもたれかかって、紋付袴姿でポーズをとっている写真、そしてもう一つは椅子に座って遠くを見つめている写真です。

演台の横の立ち姿では草履をはいているのですが、座っている写真ではなんとブーツをはいています。当時の坂本龍馬の姿は、民衆にはどのように映っていたのでしょうね。

江戸の末期でそういう姿をしているということは、当時としてはとても珍しかったそうで、男性が先に靴を取り入れていったということが分かります。

時代が明治に移行していくにつれて、男性の洋装が正装に取り入れられていき、靴やブーツが一般化していくのですが、頭の先から足の先まで一度に洋装になれた人は、ごく限られた身分の人でした。

一般の男性は、着物に靴、洋服に草履、下駄など、長い年月をかけて少しずつ着るもの、履くものが変わっていったのです。

戦後しばらくしても、詰襟の学生さんが下駄をはいていたのは、映画の中でもよく見かけます。

女性はやはり男性より遅れていて、明治の初期に女学生が袴をはくようになってから、ブーツを履くようになりました。それも裕福な女性だけです。

女性の着るものは依然着物が続き、洋服が一般の人のものになったのは、昭和20~30年代のようです。

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ブーツを着物に合わせる時のマナーは?

それでは、着物とブーツを合わせるということは現代の日本で、マナー的にはどのようにみられるのでしょうか。

 

フォーマルの場では草履と足袋がルール

結婚式や成人式、お茶会などのフォーマルな場では、着物に合わせるのは草履と足袋がルールのようです。でも、時と場合によってはブーツや靴を合わせても良いときがあります。

 

卒業式の袴には、ブーツがオシャレ

大学の卒業式などの時には、振袖と袴を着る人もいるでしょう。以前はフォーマルな場と同じように足元は草履と足袋が基本でしたが、最近ではブーツを履くのが主流になってきています。

袴にブーツの組み合わせは、もともと大正時代に女学生の間で流行したもので、大正レトロスタイルの復活と共に人気が再燃してきたようです。卒業式シーズンはまだまだ寒い日も多いため、防寒対策としてもおすすめとなっています。

ただ、ブーツを履くときにはそれなりのおしゃれにも気を配るのがポイント。着用するなら、袴の裾を高めに着付けて、ブーツが見えるようにしてバランスをとることが重要です。着付けを誰かに依頼する場合は、バランスが分かるようにブーツを履いた状態でお願いしましょう。大正レトロ風にするためには、黒か茶色の正面で編み上げるショートブーツがおすすめでキュートです。ヒールも太めで高さも5cm~7cmくらいのものが良いでしょう。

子どもの七五三などの場所では?

それでは、自分の行事ではなく、子どもの七五三などのフォーマルな場所で親が着物にブーツを履くのはどうなのでしょうか。

いくら子供が主役だからといっても、一緒にいる親がちゃんとした身なりをしていないと、周囲の目も厳しくなりそうです。

ブーツを履くとなると、どうしてもフォーマルな場所ではなく、デイリーな場所の方が多くなりそうですよね。

ブーツのせいであまりにカジュアルな雰囲気の服装になると、せっかく晴れ着を着ているお子さんとバランスが取れなくなってしまいますし、家族写真を撮る際にもチグハグになりそうです。思い出に残る写真でのちのち後悔しないようにしたいですね。

けど、上品で正装によく合うブーツであれば、自己判断で履いても良いかもしれません。

京都の昼下がりでの挑戦

これは今年のニュースからの抜粋ですが、日曜日の昼下がり、京都での出来事です。

ちょっと変わった着物姿の人たちが集まってきました。それはなんと、着物にブーツ、そしてサングラス。

かしこまった感じではなく、気軽に着物で集まれるようにという呼びかけから集まったイベントのようです。

その時は、着物にブーツだけではなく、ハイヒールを合わせたり、着物の素材もデニムやジャブジャブ洗濯機で洗える綿で作ったものを着た人も集まっていたようです。

「たんすの肥やしになっていたので引っ張り出して着た。」
「日本人だなという実感がわく。」

7年前から続き、多い時には全国から200人を超える人たちが押し寄せているようです。
こうしたイベントで、着物とは普段合わせないようなコーディネートを取り入れる発想を得たり、新たな流行が生まれたりしていくかもしれません。

外国人の発想

外国人はその点、着物が日本古来のものであることからも、柔軟に取り入れているようです。日本に来た時にすべて草履や足袋、げたなどを履いてトータルコーディネートを楽しむ人もいれば、購入した浴衣とブーツを組み合わせたり、着物風のものを短く切ってバランスを合わせたりと、思い思いにアレンジしているようですね。

フランス人は黒い着物、台湾人は赤や黄色の着物を好んだりと、国民性もいろいろと現れてくるようです。もうすぐ東京オリンピックも控えていますし、新たに着物を着たいと思う外国人の人も増えてくると言われています。各国の人達が好みがちな着物のファッションを並べてみると、また楽しいかもしれませんね。日本人としても、これからの着物の着こなし方を再考するよい機会になりそうです。

さいごに

着物は肌触りや通気性が良いものが多く、寒い季節には結構足元から冷えそうです。そういう意味では、ブーツを履いていいというのは、女性にとってありがたいことにはなりますよね。

そうはいってもやはり、まだまだ年配の方が着る機会が多いもの。そういう場所に出向く時にマナー的な問題で眉をひそめられないように、晴れの舞台ではブーツは履かないのが無難とはいえそうです。

ただ、明治や大正時代に西洋文化と日本文化を融合させていた先進的な人たちがいたのは事実ですし、着物とブーツの組み合わせもファッションの一つとして考えるとうまく取り入れるとおしゃれですよね。個人的にはやはり、着物より袴のほうがブーツには合うように感じますが、何が流行するかわからないものです。ぜひ、TPOをわきまえて着物とブーツのコーディネートを楽しんでみてくださいね。

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