胸が大きくなるメカニズムは?大事なのは◯◯だった!
女性であれば、多くの方が抱えたことのあるであろう胸の悩み。
その悩みは形や柔らかさなどさまざまですが、なかでも一番の悩みはその大きさではないでしょうか?
大きくて悩んでいる方もいるかとは思いますが、小さくて悩んでいる方が多いのは周知の事実ですよね。
小さな胸が体質だと諦めている方は、一度この記事を読んでみてください。
もしかしたら、胸を大きくするヒントになるかもしれません。
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胸の構造って?
胸は脂肪のかたまり、というイメージを持っていませんか?
たしかに胸が占める脂肪の割合は多いのですが、そのほかにもさまざまな素材で構成されているのですよ。
下記に胸を構成する代表的なパーツを記述しました。
胸の基盤となる大胸筋
胸の脂肪の下にあり、胸を形作る土台の役割をしているのがこの大胸筋です。
男性では、鍛えることで胸板が厚くなってたくましい印象を与えますよね。
大胸筋は胸の土台であるため、胸を正しい位置でしっかりと支えてくれています。
大胸筋は、鍛えないとそこまで発達することはありません。しかし、女性でも少しだけ鍛えてあげると、胸の土台に厚みが出るので胸を底上げしてくれます。
その結果、胸が大きくなったような印象を与えてくれますよ。
ただし、張り切って鍛えすぎると、女性でも男性のようにムキムキの胸板になってしまいます。
筋肉は周辺の脂肪組織の燃焼率をアップさせますので、胸の脂肪が消費されやすくなります。
相当の筋肉負荷が必要ですので、女性では身体の構造上そこまで鍛えすぎる可能性は低いのですが、鍛えれば鍛えるだけバストアップに繋がるわけではないということを押さえておきましょう。
逆に大胸筋が衰えていると、胸は薄くなり、土台が弱いので胸は垂れてしまい形が崩れる原因となります。
垂れたり形が崩れてしまうと、胸は小さく見えてしまいます。
胸を支えるクーパー靭帯
乳腺全体を袋状に包んでおり、大胸筋とともに胸を支える役割をしているのがクーパー靭帯です。
靭帯とはゴムのようなもので、若いうちは弾力とハリがありますが、加齢とともに伸びたり切れたりして緩んできてしまいがちです。
クーパー靭帯が緩んでしまうと、大胸筋と同じく胸を支えることができなくなりますので、胸は垂れて小さく見えてしまいます。
そして、クーパー靭帯は一度切れたり伸びたりすると元に戻すことができないと言われています。
激しい運動やノーブラで過ごして胸に重力がかかることが、クーパー靭帯にダメージを与える原因であると考えられています。
そのためクーパー靭帯を保護するためにも、日ごろから適切な下着選びをすることが重要です。
胸の大部分を占める脂肪組織
胸の約90%はこの脂肪組織からできています。胸が大きく柔らかいのも、この脂肪組織が多いからなのですね。
この脂肪は、下記の乳腺の量と相関関係にあり、脂肪:乳腺=9:1であると言われています。
脂肪は柔らかいため流れやすく、たるみやすい組織です。
こちらもクーパー靭帯と同様に、適切な下着を身に着けて保護してあげる必要があります。
脂肪組織に守られている乳腺
上記でもお話ししたように、脂肪:乳腺=9:1の割合で存在しています。
乳腺とは、母乳を作り分泌する器官のことです。こちらは女性ホルモンの1つであるエストロゲンの作用で増殖し、プロゲステロンの作用で発達すると言われています。
通常、妊娠すると母乳を作るために女性ホルモンの影響で乳腺が発達するため、出産に向けて胸は大きくなっていきます。
では出産予定がないうちは関係ないのかというと、そうでもないのです。
それは、上記の通り脂肪と乳腺の存在する比率にあります。
出産予定がなくても、女性ホルモンをしっかり分泌することができれば、乳腺を増やすことができるのです。
乳腺を1から2にすることができれば、単純に考えると脂肪は9から18になります。
脂肪を地道に増やすよりも、量の少ない乳腺を増やす方が効率的にバストアップを図ることができそうですね。
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胸を大きくするには?
胸の構造についてお話してきました。
この中でもっとも重要で効率的なバストアップ方法は、やはり女性ホルモンをアップさせて乳腺と脂肪を増やすことです。
では、具体的にどうしたら良いのか、そのほかの項目も併せて見ていきましょう。
女性ホルモンを増やして乳腺と脂肪をゲット
もっとも重要となる女性ホルモンの分泌。いったいどうすれば良いのでしょうか?
女性ホルモンに限らず、ホルモンバランスの整った身体作りに欠かせないのがバランスの良い健康的な食事です。
外食やパスタなどの一品料理に偏りがちな方は、栄養も偏ってしまいます。
なるべく自炊してバランスの良い食事を心がけましょう。
とくに、女性ホルモンの分泌を促してくれる食材はビタミンB6、ビタミンE、大豆製品、卵などのコレステロールを含む食材であると言われています。
ビタミンB6は、赤身魚、ニンニク、バナナ、白米などに多く含まれます。
ビタミンEは、アボカドやナッツ類、緑黄色野菜に多く含まれます。
大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似たようなはたらきをしてくれるというのは有名ですよね。
この大豆イソフラボンが体内で女性ホルモンのような効果を発揮するかどうかは、実は個人差の大きいところです。
ですが、大豆自体が健康に良い食品ですので、日々の生活に取り入れられると良いかと思います。
また、女性ホルモンのサプリメントなどがありますが、薬剤に頼ることはあまりおすすめできません。
サプリは体質によって合う方、合わない方がいますし、女性ホルモンの影響で発生リスクを高める悪性腫瘍もあります。
そのため、過剰摂取の引き金となりうるサプリメントは医師と相談の元使用した方が良いでしょう。
サプリメントに頼るよりも、できるだけ食材でホルモン分泌を高めるように工夫しましょう。
ホルモンをしっかり分泌する身体作りをしたら、そのホルモンをきちんと胸まで届けてあげる必要があります。
胸は脂肪が大半ですので、身体の中心から離れるほど冷えやすくなります。
また、パソコンやスマートフォンなどをよく使う方は胸を開く動作が少なくなりますので、筋肉が縮こまって硬くなります。
こうなると、胸元は冷えて血行不良になります。
栄養やホルモンは血流に乗って胸へと運ばれてきますから、冷えや血行不良は改善する必要があります。
改善するには、冷たいものの飲食を控える、シャワーで済まさず入浴で身体を温める、バストマッサージをするなどの方法が効果的です。
適切な下着を身に着ける
みなさんは下着をどのようにして選んでいますか?
しっかりと下着売り場の店員さんに測定してもらい、自分の身体に合ったサイズのものを購入していますか?
カップとアンダーだけ確認して試着もせずに買うのは危険です。メーカーによって、同じサイズ表記でも胸のおさまりが違うというのは経験則で分かると思います。
その都度正しいサイズの下着を選ぶようにしましょう。
また、TPOを踏まえた下着選びも重要です。普段のワイヤーブラは日中直立の状態で胸にかかる、縦方向の重力を支えてくれます。
しかし、睡眠中の横向き状態時では、胸を十分に支えることはできません。睡眠中にはノンワイヤーで締め付け感の少ないナイトブラを活用しましょう。
締め付けが嫌で夜間はノーブラ派の方も、クーパー靭帯や脂肪の流れを保護するためにはナイトブラの着用をおすすめします。
ナイトブラの中には、寝ている間に大胸筋を鍛えられるという効果のある商品もあるようなので、気になる方はチェックしてみましょう。
また、運動時には横揺れ、縦揺れもがっちり支えてくれるスポーツブラを着用しましょう。
大胸筋トレーニング
大胸筋で胸の底上げを行いましょう。
有名な方法に、胸の前で両手を拝むように合わせて力を入れる方法があります。
あの状態で、合わせた手を高さは変えずに、ゆっくりと地面と水平移動させてみましょう。
胸から離す、近づける、を交互に繰り返します。このとき、呼吸を止めないように注意しましょう。
大胸筋トレーニングは、このような手軽なものからマシンを使った本格的なものまで実にさまざまです。
興味のある方は、一度自分にぴったりで継続できそうな方法を探してみると良いでしょう。
さいごに
胸を大きくするために一番効率的なのは、女性ホルモンを増やすことのようです。
女性のみなさんなら、誰でも女性ホルモンを増やして胸を大きくできる可能性があります。
一回で急激に胸を大きくする方法はなくても、日々努力の積み重ねによって胸を大きくできるのなら、頑張ってみたくなりますね。
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