足首が体重で痛いのは太り過ぎが原因!?何キロからがヤバイ?
少し歩くだけでも足首が痛くなる…という方の中には、もしかしたら体重が原因かも?と考えている方もいるかもしれません。
そのような可能性が頭をよぎる方は、たいていご自分の体型に関して何かしらの自覚があることでしょう。
しかし、足首が痛くなるような太り方は単なるぽっちゃりとは言えません。痛みを感じるなど健康を損ねる程体重が増えてしまっては、それは太りすぎです。
太ってしまうことはルックスに大きな影響を与えてしまうばかりではなく、健康さえも奪ってしまいかねません。
もしも体重を気にしていて足首に痛みを感じる方がいれば、この機会にぜひダイエットを検討してみましょう。
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何キロ以上が太りすぎ?
たとえば、体重が100キロ、と聞けば誰でも太りすぎであると判断できるでしょう。
しかし、50キロや60キロの場合、太りすぎかどうかはその方の性別や身長によって判断が異なります。
そのため、一概に何キロ以上が太りすぎであるというのは言えません。
そこで太りすぎかどうかを判断する基準となるのが、BMIや体脂肪率です。
BMIで体型の目安を知ろう
BMIとは、ボディ・マス・インデックスの頭文字をとった呼び名で、体格指数などともいわれています。
近年ではかなり一般に浸透しており、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
BMIでは、身長と体重から手軽に自身の体格を知ることができるので、ダイエッターならば計算式を覚えておきたいところです。
「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」で計算した数値が、低いほど痩せ体型、高いほど肥満体型です。
18.5~24.9が標準体型であり、この数値内であれば病気になりにくい健康的な体型であると言われています。
この基準値を下回ると痩せ、上回ると肥満であると判断できます。
BMIは世界基準として様々な国で活用されている信用度の高い指数です。
しかし、見た目的な体型は筋肉量や体脂肪率によって変化しますので、同じBMI値だからといって同じようなプロポーションとは限りません。
筋肉は重く、脂肪は軽いので、同じBMIでも筋肉のある方の方が細く見えることに留意しましょう。
肥満は体脂肪率にも左右される
太っている方は、やはり脂肪の量が多くなります。筋肉とは違って、脂肪は簡単に、いくらでも増えてしまうため、あまりにも増えすぎてしまえば足首が支えきれずに痛みを訴えます。
現在では体脂肪率を測定できる体重計が一般的になっているので、家庭でも簡単に体脂肪率を知ることができます。
体重は食事や水分摂取によって500g程度なら比較的簡単に増減します。しかし、ダイエットで減らしたいのは体脂肪ですよね。体重と併せて、体脂肪率も気にするようにしましょう。
女性の場合、18歳から39歳までは体脂肪率20%未満が痩せ、21~27%は標準(ー)、28~34%は標準(+)、35~39%は軽度肥満、40%以上が肥満です。
「体重(㎏)×体脂肪率(%)」で全身に何キロの脂肪が付いているか計算すると、自分が抱えている脂肪の量がよりイメージしやすくなります。
足首は身体全ての体重がのしかかっている
足首は複雑な構造の関節
普段あまり意識して足首を動かすことは少ないかと思います。
しかし、足首というのは実に複雑な構造をしており、その動き方もとても複雑です。
一口に足首を動かすと言っても、曲げ伸ばしをしたり、内反、外反させたり、それらを同時に行うなど繊細な動きをするのが分かるかと思います。
足首はたくさんの骨と、細かい筋肉や靭帯、腱がその複雑な動きを作りあげており、荷重に対しても耐えうる機能的な構造です。
人間は二足歩行をするので、歩いているときはどちらか一方の足に全体重が交互にのしかかります。
その重さは、なんと体重の4倍ほどにもなるのだそうです。50キロなら200キロの重さが片足にかかることになるので、相当の重みであることが分かります。
この重みを、足首ならではの緻密な構造をクッションにして分散させ、普段は痛みを感じることなく生活を贈ることができるのです。
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体重が重いと足首に負担がかかる
上記で説明した通り、足首は複雑な構造をもって全体重を支えています。しかし、やはり体重が重いとその分足首には負担がかかりやすくなってしまいます。
足首が耐えられる以上の体重をかけてしまうと、足首を構成している小さな筋肉などのパーツが疲弊し、炎症を起こしてしまうことがあるのです。
最初は小さな炎症なので、整形外科で適切な処置を受けて安静にしていればすぐに治ることが多いです。
しかし、一度この炎症が起きてしまうとやっかいです。というのも、身体のほかの部分と違って、日常生活を送りながら足首を絶対安静にするというのはほぼ不可能だからです。
また、体重が原因で足首に炎症が生じてしまった場合、痩せない限りは何度でも炎症を起こしやすくなってしまいます。
最初は急激に炎症が起こる急性炎症も、繰り返したり長引かせているうちに慢性炎症へと変わっていきます。
この慢性炎症の状態になると、痛み自体は我慢できないほどではないものの、痛み止めが効きにくい、何カ月も痛みが続く、低気圧で痛みが増すなどコンディションの悪い状態になります。
そのため、日常生活が億劫になりさらにダイエットから足が遠のく…という悪循環に陥ってしまうかもしれません。
足首が痛くなりやすい人の特徴
肥満の方でも、もちろん足首に不調を抱えていない方もいます。
実際に、体重の重い力士では足首が痛くなる方も多そうですが、そうとも限りません。
つまり、太りすぎて足首が痛くなる場合、何キロ以上という明確な数字を示すことはできません。
いったい体重以外ではどのような条件があるのでしょうか?
足に負荷のかかるスポーツをしている
先程もお伝えした通り、歩行時には片足に体重の約4倍の重さが加わります。
当然、走ったり飛び跳ねたりといった歩行よりもより足首に負荷のかかるスポーツをしていれば、さらに多くの重みが加わることになります。
そのため、痩せていてもマラソン選手などのスポーツを行っている方には足首の痛みをかかえる方が多いです。
たとえば、肥満の方がダイエットをしようとしてジョギングなどを始めると、足首に痛みを生じる可能性が高まるので注意が必要です。
急激な体重増加
太っている方の中でも、年齢を追うごとに代謝が落ちて徐々に太った方もいれば、ストレスなどから短期間で一気に体重が増加した方もいるでしょう。
足首への負担は、一気に体重が増加した場合の方が多くなります。
若い方では一人暮らしを始めたタイミングや、就職など生活が変わった時のストレスでの暴飲暴食、妊娠などで急激に体重が増加することがあります。
急に体重が増えることによって、足首は荷重オーバーとなり痛みが出てくる場合があります。
痛みを緩和するには?
まずは整形外科に受診を
足首に痛みがある場合は、自己判断せずに整形外科を受診しましょう。
多くの場合、痛みだしてすぐは冷やして安静に、数週間痛みが続く場合には温めることで痛みが緩和します。
体重増加やそれにともなうダイエットで、足首に負担をかけるような心当たりがないか考えてみましょう。
もしも体重が原因と考えられる場合は、まずは安静にして炎症を抑え、無理のない運動や食生活の改善からスタートしましょう。
さいごに
太りすぎによる足首の痛みに付いてお伝えしました。
痛みは私たちの生活の質を下げてしまう原因になります。規則正しい生活習慣を身に着け、健康的な身体を手に入れましょう。
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