美容

日焼けで湿疹やかゆみが顔に出てきたときの対処法!

私たちの肌に一年中降り注ぐ紫外線。特に夏はその日差しの強さによる日焼けも大敵です。

日焼け止めを塗っていてもいつの間にか赤くなってしまって、慌ててクールダウンしたりということもありますよね。

特にそれが顔になると大変です。体と違い、お化粧をしているとなかなか日焼け止めの塗り直しができず、体の他の部位よりもダメージが大きい、なんてことも。

日焼けで顔が赤くなってしまい、さらに湿疹が出てしまったり、かゆみが出てきてしまったというケースは意外と多いものです。顔だと目立つのがイヤですし、掻くわけにもいかず、とても困りますよね。

そんなときにはどうしたらいいのでしょうか。湿疹をはじめとした肌のトラブルケアを中心にご紹介します。

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日焼けは肌トラブルの元!

紫外線に肌が長くさらされると、日焼けをはじめ様々なトラブルが出てきます。皮脂が酸化し、そうなった皮脂は黒ずみ、においの元にもなってしまいます。

また、この皮脂の酸化は肌のバリア機能を低下させてしまいます。雑菌の繁殖の元にもなり、ニキビができやすくなることにも繋がります。

さらに日焼けをすると肌の表面がやけどしてしまった状態になり、強い日焼けの時は死んだ角質がかさぶたのようにぺりぺりとむけてきます。

このとき下から出てくる皮膚は、本来ならまだ表面に出る予定ではない若い皮膚。角質が薄くて保湿力が弱く、お肌が乾燥しがちになりまってしまいます。

こうなると悪循環で、弱い肌がまた酸化した皮脂の刺激を受け、結果炎症を起こしてしまったりするのです。

大人のあせもに注意!

様々な肌トラブルを引き起こす紫外線。意外かもしれませんが、そのせいで顔にあせもができることがあるのです。あせもというと赤ちゃんやこどもに出るイメージですが、大人の女性にも実は多いのです。

あせもは、汗や皮脂が毛穴に詰まってしまうことで出てきます。こまめに拭いたりすることが対策になるのですが、女性はメイクをしていたり日焼け止めを塗っているとそもそも汗が出にくくなり、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。

その結果、顔やその周辺、首回りなどにあせもができやすいのです。

またあせもとは違い、汗そのものの肌荒れの可能性もあります。汗には塩分やアンモニアなどの刺激成分が含まれており、これが弱った肌を刺激することで赤みやかゆみなどの肌荒れを起こしてしまうのです。

アレルギーの可能性も

実は最近増えているのが日光アレルギー。花粉症と同じで、今までなんともなかった人に突然アレルギー症状が出始めることがあるので、気が付かない人も多いようです。

症状は、太陽光が当たったところが赤くなったり、かゆみ、水ぶくれ、発疹、酷い時には頭痛、吐き気、発熱などが出る場合もあります。日焼けや熱中症と勘違いされることが多いので、症状が長引いたり今まで出なかったような症状が出たりした時は、皮膚科へ相談するといいでしょう。

お肌のお手入れはどうしたらいい?

顔にできてしまった湿疹は、見た目にもよくないし早く治したいですよね。もしできてしまったらどうしたらいでしょうか?

まず洗顔などでお肌を清潔にして、しっかりと保湿することが完治への近道になります。

そしてお化粧は出来る限り軽めにします。治るまではお化粧をしないのが一番いいのですが、なかなかそうも行きませんよね。赤くできてしまった湿疹を隠したい気持ちはありますが、化粧品はどうしても肌への負担になります。

日焼け止めも肌への負担にはなりますが、日焼け止めを塗らないことによる紫外線の影響の方が大きいので、必ず塗りましょう。

その際気をつけるのがSPFとPAの数値で、これが高ければ肌への負担も大きくなります。日焼け止めは数値の高さよりも、こまめな塗り直しが効果につながります。

軽めの日焼け止めを塗った後に、スプレータイプの日焼け止めで塗り直しをしたり、さらに肌に優しい紫外線カットタイプのパウダーを使うなどするといいでしょう。

そしてこまめに汗を拭くことも大切です。ごしごしとこすらずに、ハンカチやタオルで抑えるようにして優しくふき取ります。

同じ理由で、制汗剤も効果があります。ただ顔にスプレーをするのは抵抗のある方が多いと思いますので、シートタイプのものや制汗ジェルなどを使うといいと思います。

家でもできる顔のかゆみの対処法

日焼けで赤くなった肌が落ち着いて皮がむけてくるころのかゆみや湿疹によるかゆみの対処法はいくつかありますが、顔となると限られてきます。

顔に限ったことではありませんが、当然掻くのは厳禁。傷をつけて皮膚が痛むばかりか、雑菌も入りやすくなってしまいます。

まず王道ですが、優しく冷やすことが一番の対処法です。水で濡らしたり、保冷剤を巻いたタオル、クーリング作用のある化粧水ミストなど、顔の熱を取ることで毛細血管が収縮し、神経への刺激を抑えることでかゆみが和らぎます。

この時注意が必要なのは、なるべく低刺激性のものを選ぶということ。スーッとするからといって、あまり刺激があるタイプのクーリングウォーターなどを使うと、その刺激が逆効果になったりします。

また、ひえピタなどの貼るタイプも避けましょう。粘着部分が刺激になりますし、剥がすときに薄い角質を痛めてしまいます。

普段から使っている化粧品も日焼け後の敏感な肌には負担になったり、思わぬトラブルを引き起こすことも。顔に湿疹やかゆみが残っているときは、様子を見て使うようにしましょう。

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顔に使ってもいい薬は?

他の場所ならともかく、顔にできた湿疹やかゆみに薬を使うというのは、かなり抵抗がありますよね。

顔の皮膚はもともとがデリケート。トラブルでさらに弱っているところに、手や体に使うような薬を塗ってしまうと、逆に悪化させる可能性も高いです。

一番いいのは病院に行くことですが、そこまで酷くない時にはなかなか行きにくいものです。そこでおすすめなのがドラッグストアを上手に利用する方法です。

ドラッグストアには薬剤師さんが居る場合があり、症状を説明するとそれに合った薬を勧めてくれたりします。病院へ行くほどでもない気がするけれど、誰か詳しい人に相談したいという場合は、一度薬剤師さんに相談してみるのもいいでしょう。

カユピット&キュアレアa

顔のかゆみの治療薬で「メンソレータム カユピット」というものがロート製薬から発売されています。

非ステロイド、ノンメントール、アルコールフリー、尿素無配合と、とことん「顔」に使うことにこだわったお薬で、目のまわりや口のまわりにも使うことができます。

気になる効能は、顔のかゆみ、湿疹、あせも、じんましん、皮膚炎、虫刺されなど万能。かゆみをしずめて、赤み、炎症を抑えてくれます。また皮膚の修復促進効果もあるということで、肌のバリア機能の正常化を促してくれるのだそう。

薬にありがちなのがベタつきですが、こちらはマイクロワセリンクリームでしっとりと優しい使い心地なのも嬉しいですね。

他にはやはり目のまわりなどにも使える皮膚炎治療薬「キュアレアa」が小林製薬から発売されています。

やはり非ステロイド、弱酸性とお肌に優しいのがポイント。赤ちゃんにも使えるとのことで、敏感肌の方も安心して使うことができそうです。

どちらも目のまわりに使えますが、目に入ってしまった時はよく洗い流すように書いてありますので、その点は気をつけましょう。

顔のかゆみの可能性は一年中?

夏は紫外線による日焼けと汗が肌を刺激しやすく、赤みや湿疹、かゆみなどのトラブルが出やすい傾向があります。

ですが紫外線は一年中降り注いでいますし、花粉や乾燥などの刺激、さらに睡眠不足やストレスなど、顔のトラブルの原因は意外と多いもの。

こまめに手入れをして予防したいものですが、もし症状が出てしまった場合は是非参考にしてくださいね。

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