脇汗が目立つのが恥ずかしい…止まらない場合はどうする?
脇汗で悩んでいる方は少なくないと思います。特に相談しにくい悩みですよね。
今回は、脇汗の悩みを解決するために、脇汗について調査してみました。
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脇汗の原因
まずは、脇汗の原因について解明していきたいと思います。
精神的なストレス
人間は精神的なストレスを感じると汗をかきやすくなります。不安、緊張、興奮、これらによって、副腎皮質ホルモンやアドレナリンを大量に放出し、皮脂の分泌を促進するため、汗の量や臭いの原因になっていると言われます。
脇汗を気にしすぎてストレスを感じ、さらに脇汗をかいてしまう方が多いそうです。
脇汗は出るものです。恥ずかしいことでも、ストレスを感じることでもないのです。
食生活が乱れている
食生活は、最も脇汗の量や臭いに影響を与えると言われています。
よく食生活から見直した方がいいと聞きますが、何を気をつければ良いのでしょうか?
脇汗に影響を与えやすい食生活をまとめました。
・油で揚げたものが多い食事
・脂のついた肉中心の食事
・インスタントフードやスナック菓子をよく食べる
・香辛料が強いものや酸味の強いものをよく食べる
・甘いジュースや炭酸飲料ばかり飲む
・アイスやキンキンに冷えた飲み物をよく飲む
・アルコールを飲みすぎる
これらの中で思い当たるものがある方は、食生活を見直し、野菜や果物を摂るように心がけましょう。
体を動かさない
人間は主に体温調節をするために汗をかきます。普段から動かない、運動不足な体は、熱を発散させる機会が少なくなり、体中の汗腺が休眠状態になります。すると、ちょっと運動しただけで、大量の脇汗をかきます。
また、運動不足は汚れや老廃物を流さず、汗腺に溜めてしまいます。そして、たまに運動したときに、その溜まっていた汚れと老廃物が一気に出てしまうので、臭いのある乾きにくい汗になってしまうのです。
肥満型の体型
太っている体は脇汗の量が多いと言われます。痩せている体よりも、皮下脂肪が厚いので、体の熱を発散するのを防ぎ、体温が高くなります。体重の重さもあるので、消費エネルギーも多くなり、脇汗を大量にかきます。また、肥満体型の原因の一つになる食生活の影響で、臭いも悪化させてしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
女性特有のもので、更年期のホルモンバランスの乱れによって脇汗の量が多くなると言われています。ホルモンバランスが乱れると、交感神経と副交感神経系のバランスも乱れてしまい、交感神経が優位に立つことで汗の量が増えてしまうのです。
(交感神経は汗を出す役割。副交感神経は汗を抑える役割。)
遺伝によるもの
脇汗は「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があり、遺伝しやすいのがアポクリン汗腺とされています。
アポクリン汗腺は、思春期以降に毛が生えてくるような部分に発達し、最も脇に多いです。あいまいにはなりますが、遺伝で脇汗が出やすくなることも考えられます。
病気の可能性がある
汗の量が急に増えたり、異常に多い場合は、病気も考えられます。
汗の量が多い病気というと、「多汗症」です。
多汗症は、体温調節を必要としない場合でも汗をかきますが、汗が多いこと以外は、体が健康なのが特徴です。
他に考えられるのは以下の病気です。
「甲状腺機能亢進症」
全身の代謝が高まるため、カロリーを消費し続けて汗をかきやすくします。
「自律神経失調症」
副交感神経の働きが低下し、交感神経が暴走するため、汗の量が急に増えます。
「先端肥大症」や「糖尿病」も汗をかきやすくなるので、気になる方は病院で受診しましょう。
ワキガの可能性がある
ワキガは、生まれつきアポクリン腺が多いため脇汗が増えることを言います。
洗濯しても独特な臭いが取れず、汗ジミが黄ばんでいるなどの場合は、ワキガの可能性が考えられるので、こちらも病院で受診して下さい。
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脇汗の発汗を予防する方法
まずは発汗を予防する方法をご紹介します。
漢方薬で予防する
漢方薬は、副作用も少なく気軽に続けられます。
ピンポイントで脇汗を止める漢方薬はありませんが、発汗が脇の下に集中する状態を改善する漢方薬はあります。
<おすすめの漢方薬>
・桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
こちらは主薬の桂皮(けいひ)、生姜(しょうきょう)、芍薬(しゃくやく)などが含まれている漢方薬です。寝ているときの汗を抑える効果が期待されていて、発汗異常の改善にも用いられます。
・五苓散(ごれいさん)
こちらは交感神経のトラブルを改善する効果があり、尿の量が少ない多汗症の方におすすめの漢方薬です。
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
こちらは自律神経の緊張をほぐしなだめてくれる効果があるので、精神的な緊張の高まりで発汗量が増えてしまう方におすすめです。
漢方薬は飲んですぐ効果は出ませんが、飲み続けることが大切です。
サプリメントで予防する
サプリメントには、発汗作用や臭いに効果的なものがあります。市販されているサプリメントで、脇汗予防のものを選ぶときのポイントをご紹介します。
・代謝の改善効果があるもの
・汗の臭いを抑える成分が配合されているもの
・天然由来成分でできているもの
この3点を踏まえて選んで下さい。
脇汗に効果的な食べ物で予防する
脇汗の原因でお伝えした、食生活の見直しに加え、発汗予防に効果的な食べ物で脇汗対策をしましょう。
<発汗予防に効果的な食べ物>
・大豆製品
豆腐、納豆、豆乳など。
イソフラボンが発汗を抑えるのに効果的です。
・ハーブティ
ラベンダー、ジャスミン、ローズティ。
神経をリラックスさせる効果があります。
・植物性エストロゲンを多く含む野菜
もやし、大葉、アボカドなど。
自律神経系を整える効果があります。
上記の食べ物を心がけて摂取すると良いです。
脇汗を止める方法
続いて即効性の高い脇汗を止める方法をご紹介します。
制汗剤を使う
制汗剤は、直接脇につけて発汗を抑えるアイテムで、スプレータイプ、スティックタイプ、クリームタイプ、ロールオンタイプなどがあります。
汗の量が多い場合は、スティック、クリームタイプ、ロールオンタイプを使用すると良いです。
<おすすめの制汗剤>
・CLEANEO(クリアネオ)
制汗成分に加え、保湿成分も配合されているさて滑らかなデオドラントクリームです。
・薬用ネオテクト
気になる汗の量に加え、臭いの悩みにも効果があるデオドラントクリームです。
・ミョウバン水
制汗や消臭効果が期待されています。市販されているので手軽に利用できます。
ツボを押す
・屋翳(おくえい)
乳首の3cmほど上にあるツボです。1分から3分ほど押さえて下さい。
・大包(だいほう)
脇の中央部から下あたりの肋骨付近にあるツボです。反対の手の親指でグッと押して下さい。
この2つのツボは、特に脇汗に効果的とされています。
頸動脈を冷やす
脇汗を止めるには、上半身の熱を放出するのが効果的です。
頸動脈は、首の付け根の後ろに通っている太い血管です。この頸動脈を冷やすと熱を放出し体温を下げるので、汗をかきにくくなります。
冷やすときは、冷えたペットボトルや缶の飲料、保冷剤を使うと良いです。冷凍された保冷剤の場合は、タオルなどを巻きましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
脇汗はきちんと対策すれば、コントロールすることができます。まずは、食生活を見直すことから実践してみましょう。
また、病気やワキガの可能性を疑っている方は、早めに病院で医師に相談して下さい。
脇汗大冊をして暑い季節を乗り切りましょう。
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