ライフスタイル

お中元って親に贈るべき?独身女性のマナーを知ろう!

日本のしきたりは麗しいです。
まさに世界が認めるおもてなしの心は相手のことを気遣うことから始まります。

お正月は年賀状を送り、新年のご挨拶をします。
冬はお歳暮を贈り、夏はお中元を贈答しますね。

今では両親が心配で二世帯住宅に住む方も多いですが、離れて住んでいるのであれば両親にお中元を贈りたいものです。
また、結婚すると相手方の両親とも円満な関係を築いていきたいとも思います。
こんなときにさりげなくお中元を贈ると、相手の両親にも常識あるなって思われますし旦那の顔も立てられます。

しかし、まだ独身を満喫している方がお中元を贈るとなるとどうすればいいのでしょうか?
事細かな日本のしきたりをしって、マナーを学びましょう。

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日本のしきたりを知る

そもそも、なぜ夏にお中元を贈るのでしょうか?
誰に贈ればいいのか、いくら分ぐらい贈るか、いろいろ疑問はありますね。

お返しはいるのか、時期はいつ贈るべきなのか、疑問はつきません。
これらをひとつひとつ解消していきましょう。

なぜ贈るのか?

お中元はなぜ贈るのでしょう。
それはお世話になっている方々に、日ごろの感謝を込めて贈る儀礼になります。

「これからも末永いお付き合いをお願いします」と、人間関係を円滑にさせるためでもあります。
主に親戚や恩師、主治医や会社の上司、習い事の先生などに贈ります。

また離れて暮らす両親に贈ることもあります。
一緒に住んでいれば、お中元という形でなく他の形で感謝の気持ちを伝えてもよいでしょうね。

いくら分ぐらい贈るの?

お中元の品はいくらぐらいがいいのか、金額も知っておきましょう。
その人の立場によって金額は変わってきます。

お世話になった人や上司など、贈る人が目上の人であれば5000円前後だといいでしょう。
親戚や知人であれば3000円を目安にするといいでしょう。

身の丈にあった金額でいいですが、自分がどうしても高価なものを贈りたいというならそれもありです。
ただし、あまり高価すぎると相手に気を遣わせてしまうこともあるかもしれないので、そのあたりの尺度は調節しましょう。

いつ贈るの?

地方によって異なる場合がありますが、一般的にお中元は7月上旬から15日までに贈答します。
この時期を逃すと、のしの表書きを変えましょう。

15日以降から8月6日までならば「お中元」でなく「暑中御伺」と改めます。
それでも遅れた場合、9月7日までは「残暑御伺」とのしの表書きを変えましょう。

またその年だけ特別にお世話になった人に贈る場合ならば、表書きは「御礼」の方がいいでしょう。
お中元にはこれからも末長くという意味が込められているので、一回限りの贈答ならば御礼の方が適切になります。

お返しは必要なのか?

お中元を貰った場合、お返しは必要になるのか疑問です。
基本的にお中元をもらうとお返しは不要ですが、受け取ったらすぐに礼状を出すと相手に気持ちが伝わります。

いまの時代であれば手紙よりもメールや電話ですぐに感謝を伝えてもいいですが、
礼状であれば電話よりもより丁寧で品のある人になります。

夏らしい一筆箋に御礼を書いて贈ると、この人は品性あるなって感じますね。

喪中も贈れる?

年賀状は喪中の丸一年は送らないのがルールです。
ならば、お中元はどうでしょうか?

お中元は日ごろの感謝を表すものであって、お祝いをすることではありません。
なので、喪中の人に贈ってもルール違反にはならないのです。

ただ、先方が不幸からそれほど時期が経っていない場合ならば、お中元の時期をずらして贈ってもいいでしょう。
その場合はし「暑中御伺」や「御礼」などで贈ると相手を気遣えます。

お中元の起源

もともとお中元は中国が起源の習わしになります。
7月15日は先祖へのお供え物を実家に贈る習慣から始まりました。

その名残でお中元は食べ物を贈ることが多いです。
ですが、洗剤セットやタオルなど物品を贈っても喜ばれますし、必ず食品を贈る必要はありません。

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ライフスタイルの変化

お中元が贈られてくると、何が入っているのか子どもの頃はわくわくしたものです。
贈られてきたお中元やお歳暮のお菓子は、家族みんなが集まって食べていましたね。

だけど現代はライフスタイルが変わり、独身の方や単身赴任で遠方に行かれている方も多いです。
そうなると、どうすればいいのでしょうか?
贈る際の気をつけるポイントなどまとめてみました。

賞味期限に気をつける

日ごろの感謝を込めて、ちょっと豪華なお菓子を単身赴任している父親に贈ってみました。
ラインにありがとうと父親から返答があるも、食べるのが一苦労との一言が……なぜでしょうか?

百貨店やお店で売られているお中元やお歳暮のセットは、大体が4、5人の家族で食べられる量を前提に量が決まっています。
単身赴任している方や独身の方、田舎で二人で暮らしている両親にとっては量が多いかもしれません。

また賞味期限が早い洋菓子だったりすると、早く食べないとって気が急きますね。
ゆっくり味わいたいのにちょっとげんなりされるとなると、贈ったこっちも残念な気持ちになります。

量が少なめのセットか、賞味期限が長持ちするものがいいでしょう。
贈る相手が何人分必要なのかと、あらかじめ人数を把握しておきましょう。

賞味期限の長いもの

保存期間の長いものだと安心できます。
生モノになる野菜や果物や生鮮食品を贈るなら、大量に送るよりも少量で希少価値のあるものなどだといいでしょう。

量より質という考えで贈ると、少し値が張るかも知れないけれど高価な嬉しいプレゼントになりますね。
常温保存がきく物や、冷凍できるものなどを選ぶと保存がききます。

家族が多い人などは心配ありませんが、独り暮らしの方に贈る際はセット品の量に気をつけましょう。

具体的には何がいい?

では、何が日持ちするのでしょうか?
一覧表で簡単にまとめてみました。

・うどん、そうめん、パスタ、おそば
 乾麺だと食べやすいですし、保存もしやすいです。

・カニ缶、フルーツ、ミートソース、スープ
 缶詰のセットも必要に応じて量が使えるので保存がききますね。

・コーヒー、ジャム、はちみつ、カルピス
 瓶ものも朝食に使えるものが多くて食卓に嬉しいです。

・ビール、お酒、ジュース
 量が多くても気にしなくてもいいですね。

・カレー、どんぶり、ハンバーグ
 レトルト商品も日々のご飯が手間なくできて便利になります。

他に日用品の洗剤やタオル、実用品など贈ってもいいですね。

食品だけじゃない

お中元やお歳暮といえば食品を贈るイメージがありますが、何も食品だけではありません。
ギフト券や商品券、そういったものでもいいでしょう。

食品ならば好き嫌いの好みがあったり、何を贈ればいいか迷うこともあるでしょう。
だけど、ギフト券であれば相手の好きなものを買えることに使えるので嬉しい贈り物になります。

ただし、これらは友人や親など気心の知れた者同士の間で贈ってください。
会社の上司や目上の方に対して、金額が分かるものを贈答することになるので失礼にあたります。

カタログギフトもあります

何を贈るか迷ったらカタログギフトという手もあります。
カタログギフトは、カタログに載っている商品を選んで注文するだけで、家まで届けるサービスです。

商品のラインナップも豊富なので、好みの商品が見つかりやすいです。
ジャンルごとにも分かれているので選びやすいです。
ぜひ活用してみてください。

お中元のマナーは学べたでしょうか?
日ごろ感謝になっている方に贈るのがお中元になります。

両親が遠方ならば、贈ってみてもいいかもしれません。
一緒に住んでいるなら、豪華なディナーに誘うなどすると感謝が直接伝わりますね。

正しいマナーで一度お中元を贈ってみましょう。

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