首痩せマッサージを自分でやる方法をご紹介!
太ったかどうか気になるところは多いですが、その中でも困るのが首。二の腕やお腹ならその部分を集中的にシェイプアップすることもできますが、首となるとなかなかどうしていいかわからないという人も多いですよね。
首にお肉が付くと、二重あごの元になったりもします。後ろから見るとしわが深く刻まれたりして、なんとなく老け感も出てしまいます。ネックレスの細いチェーンがお肉に埋まって見えない…なんてことにもなりかねません。
そこで今回は、首痩せに効く、自分でもできる簡単なマッサージをご紹介します。
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首マッサージは危険が多い
まず始める前に、首はとても大切な場所であることを忘れてはいけません。
脊髄など神経も近く、様々なツボも集まっているため、素人判断であれこれやるのは実はとても危険なものです。
急に動かしたり、力を入れすぎたり、無理やりもみほぐしたりするのは絶対にやめましょう。
また、人にやってあげるのはなるべく避けたほうが無難です。マッサージ自体、そもそも免許が必要なものです。肩や手のひらとは違い、首筋は命の危険に関わることもあります。
首は絶対に揉まない
リンパ管や血管はもちろん、交感神経・副交感神経といった自律神経も首には集まっています。
ここをもんでしまうと、自律神経に負担がかかってしまいます。すると血圧の上昇の原因になったり、頭痛・めまい・うつの症状などが出る恐れもあると指摘されているのです。
さらに血管に圧力が加わると、血管内部に溜まっていた老廃物がはがれ、血栓になってしまったりするとも言われています。
特に首と頭の境にあるくぼみ付近は、触らないようにした方が無難です。
自分でマッサージするときも優しくなでるようにするのが基本で、圧を加えないように気をつけましょう。
首筋のマッサージの仕方
自分で首筋をマッサージしたいときは、まず耳の後ろ側から横の首筋にそって、やさしく撫でおろします。そのまま鎖骨まで撫でたら、鎖骨にそって払うように外側へ。これを交互に行います。
首の内側、喉の近くの柔らかい場所はなるべく触らないようにしましょう。また、気分がすぐれなかったりしたらすぐに中止します。
気をつけるべきポイント
首をマッサージするときに忘れてはいけないのは
①もまない・力を入れない
②往復しない
③片方ずつマッサージする
の三点です。
まず、もんだり力を入れてマッサージすると危険が伴うのは前述のとおりです。
そして、往復しないこと。優しくなでているとついついさするように往復してしまうことがありますが、これはNG。リンパにたまった老廃物を流しているので、往復すると逆流して戻ってしまいます。下へ下へ流すように優しく撫でおろしましょう。
最後に、必ず片側ずつマッサージすること。のどぼとけの両側のエリアにはツボなどもあり、両側を一度に刺激する・長時間刺激するなどすると危険です。
血圧下降や徐脈が起こったり、脳に酸素が行かなくなり気絶・窒息などの危険性も指摘されています。首のマッサージは自己責任で行うようにしましょう。
「首が凝ってるならマッサージしてあげようか?」と人に施すのは危険です。どうしても両手でやることが多いため、両側いっぺんにやってしまうことも。
首筋のマッサージは他人へやるのはもちろん、人にやってもらうのも避けたほうがいいでしょう。
こりを改善したいときは
首痩せをしたいなら他の方法でもいいですが、首筋が凝って…というときもありますよね。
そういうときはマッサージではなく、優しく首を後ろにそらせたり、首筋を温めたりするのが効果があります。
特に最近はスマホ画面を見続けることも多く、気が付いたら一日の大半をうつむいてすごしていたという人も多いのではないでしょうか。
集中しているとなかなか難しいのですが、15分おきにゆっくりと首を回したり、腕を組んで上に伸ばしたりするだけでもだいぶ違います。
コリとはまさに体が固まってしまうところからきているんですね。普段動かさないところを動かしたり、あまりしない動きをこまめに取り入れることで、リフレッシュ度が変わってきます。
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首が太い原因は脂肪だけではない
首が太い、すっきりしないと感じる人の中には、ただ脂肪がついているだけではなく「たるんでいる」という可能性も考えられます。
特にフェイスラインのあたりがすっきりしないと、顔の輪郭と首の境があいまいになります。顔と首がつながったように見えると、首が太く感じられます。
それを防ぐためには、フェイスラインを引き上げるマッサージやストレッチが効果的。顎の骨からほほに向かって優しく引き上げるようにマッサージをしましょう。
あごを突き出すように上を向き、喉の皮膚を伸ばすようなストレッチもいいですね。肌のハリがなくなったり、表情筋が衰えてもたるみの原因になるので、表情ストレッチやお肌のケアも忘れないようにしましょう。
肩こりも原因に
顔と首の境だけでなく、首から肩にかけてのラインも、首が細く見えるかどうかの重要なポイントです。肩が凝ったり、姿勢が悪くなったりすると、肩がじょじょに上がってくることがあります。
肩が盛り上がると首との境があいまいになり、首が短く、太く見えてしまう要因になってきます。おなじように、猫背になるとあごが前に落ち、首が背中・肩のラインに埋まってしまいます。これも首を短く見せてしまいます。
意識して背筋を伸ばし、肩をすっと落とすような姿勢を取るように心がけましょう。首が伸びれば、そのぶん細く見えます。
違和感がある・急に太くなったというときは病気の可能性も
体重にはそこまで変化が無いのに首が太くなった気がするというときは、病気の可能性も疑いましょう。
首筋にはリンパ管や甲状腺があり。これらが腫れると当然首は太くなります。甲状腺やリンパ管の位置がピンとこないという人も多く、何かおかしいなと思ったら病気だったということもあるようです。
これらの病気は痛みが伴わないこともあるので、いきなり太くなった、しこりがある、なにか首に違和感を感じるというときは、念のためお医者さんに診てもらったほうがいいかもしれません。
首痩せにはマッサージよりもストレッチを
首が太い、首が太く見える、というのはやはり気になるもの。ですが首の太さは遺伝的な要素ももちろんあります。それに、首は何とかして痩せる!という部位ではありません。
神経が密集しているため、あまり細すぎるというのも考えもの。多少の脂肪は神経を守るためにも必要なのではないでしょうか。
首筋のリンパマッサージは、老廃物を流し、むくみを取るためのもの。セルライトをもみほぐすようなものではありません。首筋のマッサージもできないわけではありませんが、命の危険もあり、リスクが高いように感じます。
それよりは、むくみを取る食品を積極的に摂ったり、首筋を温めて血行を良くしたり、姿勢を正して首が太く見えないように気をつけるといったことを積み重ねる方が健康的ではないでしょうか。
なにより、首は自分である程度動かすことができる部位です。外部からの刺激よりも、ゆっくりと上下左右にまげる、やさしく首を回すなど、ストレッチで内部も動かした方が効果的な気はします。
一回で長くじっくりとケアするよりも、数十分おきに何回か、少しでも動かしたほうが効果が上がります。仕事の合間に「ふぅ」と息を吐きながら背筋を伸ばす、首や肩をを回すなど、とにかく姿勢が凝り固まらないように意識しましょう。
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