脚のむくみを即効で解消するには?マッサージ、食べ物、漢方が有効かも
女性なら誰もが一度や二度、いやそれ以上経験したことがある脚のむくみ。
ひどい人ではそのむくみが何日も何週間も続いたり、むくみのせいで脚が太くなったりすることもあるほどですよね。むくみを放っておくと痛みを伴ったりなどのさらなる悪循環を引き起こしますから、できるだけすぐに解消するようにしましょう。
時間がない忙しい女性でもすぐに実践できるように、脚のむくみを即効で解消するための方法を「マッサージ」「食べ物」「漢方」の3点に絞ってご紹介します。
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なぜ脚のむくみが起きるの?
まずは、なぜ脚のむくみが起きてしまうのか?を知っておきましょう。脚のむくみは立ち仕事の人がなるものと思われやすいですが、実はそんなことはなくてデスクワークの人でさえ脚のむくみが起きます。
そもそも脚のむくみは、血液やリンパの流れが悪くなってしまうことから起きてしまいます。脚を動かさなければ動かさないほど流れが悪くなる。だからデスクワークの人でも「足がむくんでしまうんですね。ちなみに、血液やリンパの流れが悪くなるとどんなことが起きてしまうのでしょうか?
・老廃物を運べなくなり下半身に溜まりやすくなる
・脚が冷えやすくなって水分が溜まりやすくなる
といった、いかにもむくみやすい症状が起きてしまうのです。これらは同じ姿勢を続けていたり、運動不足やストレス、食生活や生活習慣の乱れ、ヒールの高い靴を履き続けたりすることで起きやすくなります。
つまり決して仕事のせいだけではなく、ふつうに過ごしている女性でも生活の仕方次第では誰でも脚のむくみに悩まされるということなのです。日頃から意識して気をつけていれば脚のむくみに悩まされることはありませんが、忙しい女性にとってはそれがなかなか難しいのが正直なところ。そんな女性たちでも即効でむくみを改善できるよう、これからその改善方法をご紹介していきます。
脚のむくみをすぐに解消するならマッサージを!
脚のむくみをすぐに解消するためには、やはりマッサージが一番効果的です。
おすすめはココナッツオイルやホホバオイルなどを使いながら、脚のマッサージをしてあげること。皮膚への摩擦がなくなるので、肌に刺激を与えることもなくなります。
足の裏を刺激してあげる
足の裏にはあらゆるツボがありますから、まずは足裏を丁寧に刺激して身体中の臓器を元気にしてあげましょう。両手で足裏を包み込むようにして持ち、ゆっくり親指で揉み込むようにして押すのがポイント。痛すぎるくらい強く押す必要はありませんが、イタ気持ちいいくらいの強さで足裏全体をマッサージするだけでも十分です。
足の甲をマッサージ
つい足裏ばかりに気をとられてしまいますが、足の甲も忘れずにリンパの流れを促してあげましょう。
足指と足指の付け根の間に骨があるのですが、まずはその骨に沿って親指を使いながら軽くなでるようにマッサージをします。この時、心臓に向かってなでるのがコツ。その後は、足の甲全体にあるツボを親指で刺激してあげましょう。
ふくらはぎのマッサージ
これは普段からやっている人も多いのでご存知かと思いますが、ふくらはぎを心臓に向かってさすり上げるマッサージをしましょう。オイルを使いながらマッサージすると滑りが良くなるので、よりリンパを刺激しやすくなります。足首の方からしっかりさすり上げることがポイント。ちょっとイタ気持ちいいくらいが丁度いいですよ。
太もものマッサージ
次に太ももをマッサージします。床に座りながら少し膝を立て、両手を使ってなで上げるようにマッサージしましょう。ついでに膝裏も親指以外の4本の指を使って刺激してあげると、より効果的です。
これらを一日一回、できれば入浴後に行うようにしましょう。体が温められたことで筋肉がほぐれており、
さらには血行も良くなっているのでマッサージの効果が非常に出やすくなります。そして心臓に向かってなで上げるとこがポイントです。
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むくみ改善には食生活の見直しを
脚だけに限らず、むくみが起きやすい理由に食生活の乱れも大きく関係しています。ちなみに、塩辛いものを食べた次の日に手足がやたらむくんでいる。お酒を飲み過ぎた次の日、顔や体中がむくんでいるという経験はきっとみなさん何度かお持ちのことでしょう。
これらは体内の水分が関係しており、塩分の濃い物を食べ過ぎると脳の命令から体内の水分を溜め込んでしまい、そしてアルコールの摂り過ぎは血液中の水分を血管の外に出して皮膚の下に溜め込んでしまうという現象が起きてしまうからなのです。もし普段から味の濃いものやお酒を好んでいるようでしたら、まずはそこを改善するように努めましょう。
次に、むくみに良い代表的な栄養素と食べ物もいくつかご紹介しておきます。中にはなかなか食べ続けることが難しいものもありますから、そんな時はサプリメントなどで補助してあげるといいでしょう。 ・カリウム:パセリ、よもぎ、バナナ、アボカド、ほうれん草、納豆など 中でも毎日きちんと摂り続けておきたいのが「カリウム」です。もちろんどの栄養素も欠かせないのですが、とくにカリウムは体内の塩分を薄める働きをしてくれる大事な役割を果たしてくれるので積極的に摂っておきたい栄養素です。 マッサージや運動、食事の改善でもむくみの改善がなかなか難しいという場合もあります。 ・八味地黄丸(はちみじおうがん) ・五苓散(ごれいさん) ・防己黄耆湯(ぼういおうぎとう) ・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) ・真武湯(しんぶとう) 漢方でむくみを改善する前に、まずは自分がどんなむくみなのかを把握しておくことが大事です。中には病気からくるむくみの場合もありますから、日頃からあまりにもむくみがひどい場合は漢方を処方してもらう前に病院で検査してもらうようにしましょう。 しょっちゅう脚がむくむ女性と、全くむくまない女性っていますよね。むくみ知らずの女性をよく観察してみると、彼女たちは日ごろから食生活や生活の仕方に気を配っていることが分かりました。もちろん彼女たちも、脚がむくみやすい仕事をしているのにも関わらずです。脚がむくんでしまうのはついつい仕事のせいだけにしたくなってしまいますが、実は自分自身がむくみやすい生活を作り出しているからなのかもしれません。 食生活や夜の過ごし方を見直すだけでもむくみ知らずの脚を取り戻すことができますので、ぜひ今日から面倒くさがらずひと工夫取り入れてみて下さいね。 スポンサーリンク
・ビタミンE:アーモンド、しそ、だいこんの葉、プルーンなど
・クエン酸:レモン、グレープフルーツ、キウイ、酢など
・ビタミンB1:豚肉、きな粉、ごぼう、かぼちゃなど漢方を味方につけてむくみ改善を
そんな時はむくみに良いと言われる漢方を味方にしてみるのもおすすめです。
足腰などの下半身の衰えを元気にしてくれる方剤です。とくに足腰の冷えや疲れを改善するのに適しています。
五苓散は二日酔いにも良いと言われる漢方なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?アルコールを摂取すると余分な水分が溜まっている状態になりますから、その余分な水分を排出してくれる働きを持っているのが五苓散です。
胃腸の働きを高め、体内にある余分な水分を派出しやすくしてくれる働きを持っています。水太りがしやすい、夕方になるとむくんでくるという人におすすめです。
女性の強い味方でもある当帰芍薬散。血行を促進させてくれる働きがあり、足腰の冷えはもちろん、生理不順にも良いと言われています。
冷えやむくみにいい他、新陳代謝を高めてくれる働きのある漢方です。運動をしながらむくみの改善をしている女性にはおすすめの漢方とも言えるでしょう。むくみ知らずの女性は健康に気を遣っている!