バラ風呂のやり方！お手軽簡単にセレブ気分を味わおう！ |

もらえると嬉しいお花としても人気の高い、バラ。
かぐわしいバラの香りは、私たちを夢見心地にしてくれますよね。

バラの香りに包まれて、お風呂に入れたらどんなに幸せなことでしょう！
ちょっと高価なイメージで敬遠していた人も多いかもしれませんが、最近では手軽に楽しめるようになり、
週末のご褒美としてバラ風呂を利用する人も多くなっています。

今回は、そんなバラ風呂について詳しくご紹介するとともに、自宅での楽しみ方をご紹介します。
あなたもセレブ気分になれること間違いなし！

バラ風呂の歴史

世界三大美女のひとりとして知られているクレオパトラ。クレオパトラはバラの香りをとても好み、バラ風呂を楽しんでいたといいます。
バラ風呂でアンチエイジングや様々な体のトラブル改善もしていたという説があるほどです。
古代エジプトでは、バラは薬草だったとか。
その当時ではバラは簡単に手に入るものではなかったので、高価なものだったようです。

また、中国ではバラの一種が血液の病気を改善するとしていましたし、インドではアーユルベーダというもので、体のバランス調整や
アンチエイジング効果を期待してバラを用いたそうですね。

バラ風呂の効用とは？

バラは美しさだけでなく、様々な効用があります。

リラックス効果

バラ風呂の最も有名な効果としては、香りによるリラックス効果があります。バラ独特の香りがバスルームに充満しますので、ゴージャスな気分になるのは間違いないでしょう。
また、バラの花を浮かべたバスタブを見るだけでも、テンションが上がりますよね。

記憶中枢の活性化

バラの花弁の赤い色には、抗酸化成分アントシアニンやポリフェノールが含まれており、大脳に働きかけて女性ホルモンの分泌を促し、記憶中枢を活性化するなどの働きもあります。

シミの抑制効果

美容効果としては、単に美肌だけではなくメラニンが出来るのを抑えていきますので、シミの抑制効果があると言われています。
さらに血行が良くなって新陳代謝も高まりますので、お肌のターンオーバーも促してくれます。

体臭の抑止効果

清浄効果の高さもありますので、体の匂いを気にしている男性の方にも向いています。

アレルギー、女性系の病気にも

免疫力が高くなるという効果もありますので、アレルギーで悩んでいる方にもオススメなのではないでしょうか。
色によってはホルモンのバランスを整えてくれたり、子宮の働き向上に一役買うので、女性系の病気などで悩んでいる時にも良いですね。

イライラや興奮を静めて、快い気持ちに

バラの香りに包まれることによって、ストレス解消、疲労回復、不眠にも効果的ともいわれています。

使うバラの色で効果が変わる

バラ風呂では、使うバラの色でも効果が違っているようです。
白いバラですと体をキレイにしてくれたり、清涼感を感じることもあります。
赤いバラですと、下痢に効果的だったり、吐血にも効果があるとされています。そしてピンクのバラには、女性のホルモンを整える働きがあります。
リラックスとして使用する以外にも、目的をはっきりさせて使い分けられるのもメリットになっています。それぞれの効果を期待して、よりあなたの身体に合ったバラ風呂を試してみるのも良いのではないでしょうか。
ただ単純にゴージャス感やリラックス効果を楽しみたいという時には、好きなものを選んでみてくださいね。

バラ風呂のやり方

それでは、ここでバラ風呂のやり方をご紹介します。

1.バラを軽く水洗いします。お風呂に浮かべるまでは、洗面器内の水に浸しておきましょう。

2.バスタブにお湯を入れます。あとで湯量を調節できるように、ここでは少なめに。お湯の温度は、少し温めの38～40度が適しています。

3.水に浸しておいたバラを、バスタブ全体に均一に広がるように優しく入れていきます。

4.入浴した時に溢れ出さないように、入れ過ぎに気を付けながらお湯を足します。

5.湯船にゆっくりと浸かりましょう。約20分間が目安です。入浴が終わりましたら、バラを集めて水を溜めた洗面器か、新聞紙の上に移します。涼しい所で保存すれば、２～３回使用することができますよ。

バラ風呂にはいる時の注意点

バラには刺があります

バラは刺のある花なので、お風呂に入っている時に刺さらないように処理しておくほうが安心して入浴できます。まれに排水口に詰まったりすることもあるので、後が面倒なことになります。
小さなバラを使った時は特に、取り忘れた分が排水口に詰まりやすくなっています。花びらとして使用するときにも、拾うのが大変だということはありますね。
丸いままの大きなバラを使用すると、こういった手間が省けるようになりますので、できればこちらをオススメします。見た目もよりゴージャス感がアップします。
手で簡単にすくえますし、カゴに入れて乾燥させ、また使用するという時にもらくちんです。花びらや小さなバラは、カゴやざるを使ってすくうということになります。

うまく使えば3日間もちます

バラ風呂では1日しかバラが使えないとなると割高に感じますし、何だかもったいないと思ってしまいます。使いようによっては3日間くらい使えます。
それは、一度、カゴにあげて乾燥させておくことです。
都度、カゴに上げるのは面倒かもしれませんが、こうすることによって香りをキープすることができます。
また、カゴに入れて乾燥している時に、部屋にもバラの香りが漂ってきますので、ルームフレグランスも必要ないくらいになります。
バラの香りに包まれたお部屋を想像しただけで、幸せな気持ちになりますね！
バスタブに入れたままですと蒸気が充満していますので、恐らく換気扇を使ったり、窓を開けたりしてしまいますよね。そうするとせっかくのバラの香りがどんどんなくなってしまいます。
ぜひ、カゴにあげて乾燥してみましょう。よく乾燥させるのがコツです。

タイプによっては適さない風呂釜も

基本的には風呂釜をダメにするような成分は入っていないのですが、タイプによっては適さない風呂釜もあると思います。確認しながら使ってみましょう。
追い焚きをしていって、お湯が温まり始めると、またバラの香りが立ってきますので、バスタブ全体が温まるとステキな香りが広がっています。
カゴにあげなくていいということから、手間もなく利用しやすいとしている方も多くいます。これは風呂釜に問題がなければ出来る方法ですね。
追い焚き機能がついていないバスタブなら、やはりカゴにあげてお湯を入れ替えてバラ風呂の2日目以降を楽しむという方法になります。
湿気の多いところではバラのコンディションが悪くなることもありますので気を付けましょう。

バラ風呂のバラはどこで手に入れる？

それでは、バラはどこで手に入るのでしょうか？

近所のお花屋さん

バラ風呂に使うバラを購入するときには、近所のお花屋さんの店頭でもかまいません。バラ風呂用としての販売をしているところは少ないので、普通にバラを購入して、お風呂に使用できるようにしていきます。
その際は、葉や茎を取り除いて刺の処理をします。小さなお子さんがいらっしゃるようでしたら手の届かないところで保管しましょう。
バラ風呂に入れるとなると、かなりの本数が必要ですが、最初は試しにということで、十数本程度を用意してみるのがオススメです。
浴槽の大きさにもよりますが、バラで埋め尽くそうと思ったら、大量のバラを購入しなければなりません。
ちょっとコストがかかりそうですし、持って帰るのも少し大変そうですね。

ネット通販を活用

実は、ネット通販では、バラ風呂用として用意されているものを販売しています。ネットで注文するとご自宅まで届きますので、手軽に利用することができますね。また、特殊な洗浄を施しているものが多いので、虫の心配もないようです。
ネット通販で購入するときには、バラの産地も選べますので鮮度や質の違いがあります。
また、つぼみで届いても、お湯に浮かべると花が開くようになっていますので、かさばることもありません。色の選べるセットやミックスになっているものなど、様々なものがあるのでぜひ、比較検討してみてくださいね。
乾燥させて数日バラ風呂を利用するのならカゴがセットだと使いやすいですよ。刺の処理の心配がないものだと、より簡単に使えますね。

バラ風呂をもっと楽しむには

オイルを使ってみましょう

バラ風呂だけでも十分な香りがしてきますし、効果が高いものなのですが、使っていくうちに香りが少なくなったと思った時には、バラのオイルを使って香りを足すことも良いかもしれません。
安く売っているバラのオイルでは、人工香料で調整していますので、多少高くてもきちんとしたバラのオイルを手に入れておきましょう。
バラ風呂も初日の時には、強い香りがしますので、特にバラのオイルを使う必要はありません。添加することで効果がかなり高くなるということではありません。
基本的には本物のバラの香りが主体となりますので、人工香料だけは買わないようにしましょう。

ポプリにしてみましょう

次に、香りを楽しんだ後のバラを、ポプリにして楽しむ方法をお教えします。

【簡単ポプリの作り方】

1.密封できるガラスビンに花びらとシリカゲル（乾燥材）を入れ密封します。
2.花びらが乾燥したらビンから取り出しお好みのエッセンシャルオイルやポプリオイルをかけます。
3.もう一度ガラスビンに入れ密封し、香りを安定させます。
4.ポプリの出来上がりです。

さいごに

このように、自宅でも手軽に楽しめて、効果ばつぐんのバラ風呂。
リラックスできて、幸せな気分を味わえるならこんなにうれしいことはありませんね。
月に1度の自分へのご褒美としても、試してみてはいかがでしょうか？