夏が意外に太りやすい理由とは?気をつけるべきはコレ!
じりじりと太陽の照り付ける夏の時期、汗をかくしなんだか痩せやすそうな季節ですよね。
しかし、夏だからといって油断は禁物です。
本来はダイエットでスレンダーな体型になりたい季節であるはずなのに、実は夏に太ってしまうという悩みを抱えている方も多いんです。
いったいなぜ夏に太ってしまうのでしょうか?何となく原因に当てはまることがある方もいれば、まったく見当のつかない方もいますよね。
夏に太りやすい原因と、気を付けるポイントについてお伝えします。
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夏痩せと夏太り
夏バテしてしまってげっそり痩せてしまった…という方がいる一方、夏になったらなぜか太った!という方も。
いったいこの差は何なのでしょうか?
夏痩せの原因とは
夏になると必ず痩せてしまうというのは、太ってしまう方からすると少し羨ましくも思える話です。
しかし、痩せてしまうことが悩みである方も多く、そういった方がなかなか太れないのも事実です。
夏になると痩せてしまう方というのは、もともと痩せ気味の方に多いようです。
食べる量が普通なのに痩せ気味で太りにくい方は、基礎代謝が平均的な体型の方よりも高い傾向にあります。
ベースの基礎代謝が高いので、夏の暑さにやられて少しでも食欲が落ちると体重に影響してしまうようです。
夏は多くの方が、多かれ少なかれ食欲の減退を自覚する季節です。
そして冷たい飲み物や水分の多いフルーツなど、固形物の摂取が減りやすい時期なのです。
さらに、夏は暑さの影響で身体がストレスを感じてしまい、胃酸の分泌が低下傾向にあります。
そこに水分を多く摂取することで、少ない胃酸はさらに薄まり消化機能が低下します。
その結果、消化吸収が十分に行われずに痩せやすくなるのです。
また、もともと食が細くて痩せ気味の方では、体力がなく夏バテを起こしやすくなります。
夏バテするとやはり食欲が低下し、細い食が余計に細くなってアイスやゼリー、そうめんなどで食事を済ませがちに。
そうなると、絶対的にカロリーや栄養が足りません。そしてタンパク質が足りないことで身体は筋肉を分解してしまいますので、やはり痩せてしまう原因になります。
夏太りの原因とは
では、夏太りの原因とはいったい何なのでしょうか?
株式会社オールアバウトが行ったアンケート調査では、回答者の25.1%が昨年の夏に体重が増加したと回答したそうです。
この数値は「減少した」と答えた回答者より8.7ポイント上回る値です。
つまり、実際夏痩せする方よりも夏太りする方が多い現状があるのです。
ではなぜ夏太りするのかというと、原因は意外にも夏に汗をかくことにあるようです。
夏の汗は運動を伴わずとも流れてくる”体温調節”のための汗です。
汗をかくと、その代償として脂肪代謝を促すビタミンB1、B2、B6、そしてナトリウムなどのミネラルが失われます。
そのため、運動もせずに体温調節のため汗をかくと、脂肪を代謝しにくい身体になってしまうのです。
また、もともと基礎代謝の高くない方では、夏バテにより栄養摂取が減ることによって容易に基礎代謝が下がってしまいがちです。
次にいつ栄養を摂れるか分からないという状況から、身体は基礎代謝を下げてしまうのです。
しかも、このような方がアイスクリームや清涼飲料水など甘いものを摂ることで、それはほとんどが脂肪として蓄積されます。
とくに現代人は、空調の効いた部屋で過ごすことも多く自律神経が乱れがちになります。自律神経の乱れも、基礎代謝の低下に拍車をかけているのです。
このような複合的な理由で、夏太りを起こしやすくなると考えられます。
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夏太りをしないためには?
夏太りの原因がビタミン、ミネラルの損失や、基礎代謝の低下であることが分かりました。
ではどうしたら太らなくなるかというと、一番の近道は「どの季節も同じように過ごす」ということにあります。
三食バランスの良い食事を
夏だからといってあっさりしたものや冷たいもの、甘いものに頼りすぎてはいけません。
タンパク質や脂質を適度に含む、栄養バランスの整った食事を摂取することが大切です。
とくに食生活面を整えると夏バテを引き起こしにくくなるため、食欲が低下して食べられなくなるという事態も防ぎやすくなります。
そうは言ってもやはりこってりした食事が食べたい方は少ないですよね。
おすすめは納豆や豆腐などの大豆製品、肉は炒めたり焼いたりするのではなく湯がいたもの、具沢山の味噌汁などで野菜をたくさん摂るなどの調理法です。
また、上記でもお伝えした通り、身体はビタミンの損失が多くなります。
夏野菜は生で食べられるものも多くビタミン摂取に適しており、身体も適度に冷やしてくれる効果があるのでおすすめの食材です。
夏に発汗量が増えてしまうことはいたしかたないため、水分は多少多めに補給することが必要です。
しかし、糖分の入ったものではなく、お茶や水などを冷たすぎない温度で摂取するようにしましょう。
冷たい飲み物は身体を冷やし、夏バテや基礎代謝の低下を招く原因となります。
夏は汗をかくので塩分補給も大切ですが、スポーツやランニングなどで必要以上に汗をかく方以外、食事の塩分でまかなえています。
塩分の摂りすぎはむくみなどで水太りしやすくなりますので、過剰摂取に注意するようにしましょう。
シャワーで済まさずにしっかりと入浴する
夏は暑いからといって、シャワーだけで過ごしていませんか?
入浴のメリットは、身体の汚れを落とすことばかりではありません。
夏は露出の多い服装や、屋内の空調管理などによって意外と冷えやすいのです。
湯船に浸かって身体をきちんと温めることは、血行も良くなりエアコンなどの冷えに負けない身体作りには欠かせません。
入浴によるあたため効果やリラックス効果によって、自律神経の乱れも調整されるため、夏バテを引き起こしにくくなります。
身体を芯まであたためて基礎代謝を上げるには、39度程度のぬるめのお湯に長時間浸かる半身浴がおすすめです。
夏場はとくにのぼせやすくなりますので、自身の体調を考慮しながら行うようにしてください。
首や手首など太い血管のある場所を冷やしながら入浴すると、のぼせにくくなります。
夏場も適度な運動を心がける
夏場は暑くて外に出たくなくなりますが、運動不足は消費カロリーの減少以外にも、基礎代謝の低下や夏バテを引き起こし、やはり太りやすさに直結します。
夏だからといって必要以上に運動する必要はありませんが、最低でもほかの季節と同じくらいには身体を動かすようにしましょう。
たとえば、日ごろ運動習慣のある方では早朝や夕方など少しでも涼しい時間に行動しましょう。
夏は日の出が早くなりますので、出勤時間も少し早めるだけで体感温度は違ってきます。
冷房や露出に注意する
屋内と屋外の温度差が激しいと、自律神経がバランスを崩して冷えを招いたり夏バテの原因になります。
自宅の場合は外気との差をなるべく少なくし、エアコンを利かせ過ぎないように注意しましょう。
会社などで温度調整ができない場合には、膝掛やカーディガンなど羽織れるものを準備して冷え対策に努めましょう。
女性の場合はとくに、夏場でも靴下やガードル、腹巻などを使用し、とくに下半身を冷やさないようにすることが大切です。
さいごに
夏に太ってしまう夏太りについて、原因と対策をお伝えしました。
夏は暑さにやられて気力も体力も減少しがちですが、そのことが太る原因につながるとは意外ですね。
上記のことに気を付けて、夏を元気に過ごしたいものですね。
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